応募要領

1. 応募要件

(1)応募対象

日本国内に拠点を置き、草原と関わっている民間団体や個人、または地方公共団体が応募いただけます。民間団体や個人が応募する場合には、地方公共団体の推薦を得た上でご応募ください。法人格の有無や、営利・非営利(NPO等)の形態を問いません。但し、公序良俗に反する等、社会通念上不適切な団体は除きます。

(2)応募対象となる「草原の里」

 

対象となる「草原の里」は、応募時点で実際に草原が存在している地域に限ります。

(3)応募に際しての確認事項

応募に際しては、責任者(団体の代表者)による、以下事項への同意が必要です。

  • 提出された応募書類等(記入済みの応募様式、応募登録情報、および今後の審査過程で提出された資料)は返却致しません。
  • 提出された応募書類等に不備がある場合、選考対象から除外する場合があります。
  • 選考の過程において、必要に応じて追加資料を提出、現地審査への対応をいただくことがあります。
  • 選考の内容はいかなる場合においても不開示と致します。
  • 応募要領に記載された応募要件に反する場合、応募内容に虚偽がある場合、重大な法令違反や行政処分などが発覚した場合には、応募の受理や選考を取り消す場合があります。
  • 選定された「草原の里」の応募団体には、選定発表後、紹介用の写真の提供、イベント等での講演、本事業の広報・PR等へのご協力をいただきます。
  • 応募書類等ならびに応募・選考の過程で提供を受けた各情報は、募集・選考・表彰の目的で事務局および選考関係者に限り提供する場合があります。

2. 選考について

(1)選考方法

有識者で構成する選考委員会を組織して選考を行い、関係機関の手続きを経て、「草原の里」を選定し、発表・表彰します。
選定されなかった場合には、結果をフィードバックします。

1 - 一次審査

書類選考(現地審査をする場合があります)。

2 - 最終選考

一次審査の結果をもとに、選考委員会により最終選考を行います。
追加資料の提出をお願いする場合があります。
その後、関係機関の手続きを経て、決定します。

(2)審査の基準

草原の持つ価値を理解し、地域における暮らしの中に草原での営みを位置付けて、自然共生型社会の側面が見られる地域であること。

草原の生態系と、人々が暮らす「里」との間に作られている「関係性」を軸に、以下に例として示したような観点から、段階的な審査を行います。

草原の里が持つ価値「共創資産」

ここでは、地域が草原と向き合う際の知識・意識・技術こそが「草原の里」が持つ価値であり、希少種の存在や景観などの草原の持つ特性は、草原の里が持つ価値によってもたらされる結果であるという考え方を基盤としています。この価値は草原の里が一方的につくれるものではなく、地域から草原への働きかけと、草原からのフィードバックの繰り返しによって、経験的に紡がれてきた地域の財産であり、私たちは「共創資産」と呼びます。

1- 草原の自然

里の営みによって維持されている草原の自然について評価します。

[審査の観点]

  • 人為的に伝統的管理がされてきた、在来草本を主体とする草原である。
  • 草原の景観の特徴が説明できる。
  • 草原に生息生育する特徴的な動植物が把握できる。 等

2- 草原からのめぐみ

里の営みを通じて受け取っている、草原からの資源や恩恵について評価します。

[審査の観点]

  • 現在及び過去の利用が説明できる。
  • 今後の利用について方針が決められている。
  • 草原の特徴を、現代的な意義も交えて説明できる。 等

3- 草原を維持するしくみや、価値を享受するしくみの良さ

草原との関わり方が理解され、継続されるしくみになっているか、持続性、公共性の尺度から評価します。

[審査の観点]

  • 管理手法が妥当である。
  • 管理が継続される見込みがある。
  • 土地所有者の了解が得られている。
  • 草原が生み出す経済が、管理者に還元される仕組みがある。
  • 動植物についてモニタリングが行われている。
  • 管理主体が明らかである。
  • 里の関係者、または里の関係者と連携した団体が管理主体である。
  • 外部からのサポートの仕組みがある。
  • 市町村の計画等に位置付けられている。
  • 多様な主体(学校、企業、専門家、ボランティア等)が連携している。
  • 社会的な活動と結びついている。
  • 経済的な仕組みと結びついている。 等

4- 共生型社会の実現に向けた波及効果(ロールモデルとしての期待)

草原の里が地域や地域外の社会に良い影響を及ぼしている効果。また、今後、影響を及ぼすことへの期待。

[審査の観点]

  • 草原の生態系と、利用、管理、保全との相互作用が説明できる。
  • 草原に関わる人自身が、草原の価値や生態系サービスを明確に認識しながら活動している。 等

5- 草原に対する思いの強さ

草原に関わっている応募者や関係者の思いの強さ、熱量、行動力を評価します。

[審査の観点]

  • 管理を継続する意志が明確である。
  • 管理に関する方針や計画が定められている。
  • 次世代の育成を行っている。
  • 情報発信を継続している。 等

上記以外の観点で、際立った特徴がある場合は考慮します。

3. 応募方法

(1)応募様式のダウンロード

「応募フォーマットのダウンロード」から、応募様式(Microsoft Word形式またはPDF形式)および別紙様式(市区町村の推薦書、Microsoft Word形式またはPDF形式)をダウンロードします。

スマートフォンやタブレットなど、ご利用になられている端末、OS、ブラウザによってはファイルが正しくダウンロードできない可能性があります。その際は恐れ入りますが、PCなどの異なる端末・環境から再度ダウンロードをお願いします。

(2)応募に向けての準備

応募に向けて、以下の2種類の情報をまとめます。

a. 応募様式

  • 応募様式の項目に従って「草原の里」の情報をまとめます。
  • Microsoft Word 形式またはPDF形式で保存してください。

b. 別紙様式(市区町村の推薦書)

  • 民間団体や個人が応募する場合には、地方公共団体の推薦を得た上でご応募ください。
  • 必要事項が記入された市区町村の推薦書(別紙様式)を、Microsoft Word 形式またはPDF形式で保存してください。

(3)応募

  • 応募様式および別紙様式(市区町村の推薦書)を、メールで提出してください。
  • 提出先: sogen100@sogen-net.jp
  • メールの件名:草原の里100選 応募書類
  • 応募メールの確認後に、事務局から確認メールが届きます。
  • 確認メールの内容に従って、写真ファイルを提出してください。

4. 応募期間

2024年10月4日(金)~2025年1月10日(金)18時(必着)

5. 応募費用

応募・審査に際して、手数料等はかかりません。

6. 審査発表・表彰

審査発表は2025年春を予定しています。
選定された「草原の里」をホームページ等で発表します。
2025年秋に表彰式および関連イベントを実施する予定です。

7. お問い合わせ

全国草原の里市町村連絡協議会 事務局
E-mail:sogen100@sogen-net.jp
〒399-9494 長野県北安曇郡小谷村大字中小谷丙131 小谷村教育委員会
TEL:0261-82-2587

応募状況、審査状況、審査結果に関するお問い合わせにはお答え出来ません。